【No.021】プログラミング教育は必要か?

2017.09.14

こんにちは緒方です

先日、地域清掃を行っていたところ、
近所の初対面の酒屋さんと少し立ち話する機会があり、

話の中、こてこての熊本弁で、

「おたく(CPA)は、資格だけにこだわっとじゃのぉて、人間形成ん方も素晴らしかてよく聞くばい
て、言いよんなはったです。と、おっしゃられていました

開校5年目、少しずつCPAの取り組みと真剣さが評価されつつあるのだと知り、うるっと来ましたね
いつも以上に張り切って道路のごみ達   を拾いました

今度、お店にお邪魔させていただきます

それでは、本日のブログ、スタート

講師ブログNo.021

「プログラミング教育は必要か?」

2学期から、2年生本科でExcelマクロの授業を行っています

おなじみの表計算ソフト「Excel 」はご存知かと思いますが、
これにはもれなく「マクロ」とよばれるプログラミング機能が付いてきます

マクロは、正式にはExcel VBAといい、関数では実現できないようなプログラムを組み、
計算などに便利なExcelをさらに便利にすることができるのです

マクロを学ぶにあたって、
基礎講座については、CPAがお世話になっているIT企業、
フロンティアリンク様の講習動画を学生に見てもらい、
その後、実践編として私が授業に入り、一緒にプログラミングの実習を行っています。

最終的には以下の図のように、2つのファイルからデータを読み出し、マクロによって掃除分担表を自動化するプログラムの制作を目指します
(現在の掃除分担表はすべて関数によって動いていますので、修正が大変なのです



さて、ここで本題ですがExcelマクロのようなプログラミング教育は、学校に必要なのでしょうか?

私の個人的な意見ですが、「会計職として働く」ことに限って言えば、
必ずしも高度なマクロのスキルを教育する必要はないと思っています

会社の中であれば、技術職のような専門の方がマクロを作ったほうがよほど効率的だからです
中途半端なマクロを覚えても、経理処理の中で実用することはできませんね

ではなぜカリキュラムに入れたのか?
それは、実用的か否かではなく、

「論理力を身につけてほしいから」です。

プログラムとは、すなわち「命令」です

指令通りに動くことしかできない機械を、プログラムコードによって正確に命令します
このとき、命令が間違っていれば、予期しない動きをしたり、動けなかったり、挙動が思った通りになりません

私たちが普段行っている動作をイメージしてみましょう

例えば、ドアを開ける動作の場合、

①右腕の、ひじの筋肉を伸ばす
②右手をパーにしてドアノブの上にセットし、再度グーにしてドアノブをつかむ
③右手首を右回転させる
④右腕の、ひじの筋肉を収縮させる

という動作を私たちは行っています


この一連の動作は、脳が筋肉に命令を出しているのですが、③の命令がなかったらどうでしょうか?

…開かないドアと力比べをすることになってしまいますね

人間は学習能力がありますので、無意識にこれを行うことができますが、
機械は命令されたとおりにしか動けませんので、ひとつでも命令が間違っているとエラーを起こします

これが、論理力を鍛えるポイントです

プログラムが組めたということは、何度も立ちはだかるエラーの壁を越え、
論理的な力が鍛えられている状態です

論理的な思考は、物事を順序だてて考え正解を導いたり、
普段気づかない本質などを探すための、素晴らしい武器になるのです



しかし、
実は当校の学生の場合、CPA在学期間を通じてこの論理力を、
会計を通して学んでいます

間違ったプロセスで仕訳や勘定記入を行うと、不正解というエラーを起こしますね
問題を通して、会計力を得ることと同時に、実は論理力を養っているのです

プログラミング教育は今まで会計で養った論理力を、
別の視点から伸ばしてみるためのひとつの方法ですね

プログラムが書けるようになれば、なお良いですが、
主目的はプログラミングをすることにより、
論理的思考力を別視点から補強することです

これにより広がった視野を、さらに会計に活かしてほしいですね

…ちなみに、素直に論理力を磨くことができるため、
2020年からは小学校でもプログラミング教育が必須になります

論理的な思考力を、柔軟な子供のうちから学べるのはいいことですね
(指導者やIT環境によって、能力の差は出そうですが…

会計力、人間性、思考力、主体性、チャレンジ精神、などなど…

企業が求めるものを追求し続けるCPAの教育に、興味を持っていただければ幸いです

最後までお読みいただき、ありがとうございました