【No.032】簿記-1グランプリ

2017.10.2

こんにちは緒方です

昨日は、希望者の学生が福祉施設で行われた
秋祭りのボランティアをしてくれました

暑い中、屋台のお手伝いや片付けのお手伝い
お疲れさまでした

学習プラス、心も清く

それでは、本日も元気にスタート!

講師ブログNo.032

「簿記-1グランプリ」

本日、学校へ行くと教室の黒板にこんなものが…

これは、日本商工会議所様が開催される簿記の大会
「簿記-1グランプリ」のポスターです
どうやら、昨日届いていたようです

これは何かと申しますと…
なんと日商簿記1級の検定試験の問題
グランプリを競うというユニークな企画です

通常、簿記の大会は、大会用問題を作成して行われるため
その大会のための練習を行わなければなりません

そもそも当校では、

社会で大いに簿記力を発揮することを目的とした、より実践的な授業を展開しており
大会参加のための対策をする時間もなく、出場する機会はありませんでした

また、大会問題は制限時間との兼ね合いがあるので
どうしてもパターン・テクニックに走らなければいけない部分があり
当校の校風にどうしても合わないのが現状でした

しかし、通常受験している日商簿記検定1級において、
エントリーした数名の上位点数で競うという
斬新なアイディアを企画していただいたおかげで
こういったイベントに参加できる機会ができ

昨年、学生が自らエントリー&出場した結果
なんと!11位

全国11位とは、なかなかだと思いましたが
トップ3を見てると…
1位、2位は岐阜商業&熊本商業
なんと高校生です!

監査法人のチームや大学、専門学校など
多数の出場があるのにも関わらず
高校生がトップとは…

もちろん、当校の学生はこの順位に納得できていないようです(笑)

なお、当校には熊本商業高校からも多くの生徒に入学していただき
前回エントリーした中には熊商の先輩も在籍しています

先輩の意地として今回は何としてでも勝ちたいとのことでした(笑)

今回はリベンジなるか??先輩


当校で教えている簿記は
点数を競うものでも、資格を取得するためのものでもなく
「社会に貢献するためのもの」です

そのため、学校側が無理に
「出場しろ!」「高得点たたき出せ!」「1位取れ!」
などと要求すると、教えていることと食い違ってくるので
学生のパフォーマンスは下がってしまいます

そして、学校側がいたずらに
順位をつけたり、点数をつけたりして
強制的に競わせたとしても
ある程度までしか伸びないのではないでしょうか

誰しも心の中には「あの人に勝ちたい」「あの人を越えたい」
というライバル心は少なからずあるものです
(それを超越すると「己に克つ」ことを目指すのだと思います)

当校では、その対抗心を無理にあおるようなことはしないように心がけています

学生自ら、自分の心の底から湧き上がる素直な対抗心こそが、最高のパフォーマンスを発揮すると考えているからです

学生自ら対抗心を燃やして挑むこの簿記-1グランプリは、
学生自身が燃え、誰かを越えようとすることで高みを目指そうとする、成長の過程です
これを踏まえて、さらに簿記に対する情熱を高めてくれればいいですね

さて、日商簿記1級を受験する皆様
日商簿記1級の受験に対するモチベーションの1つにもなるかもしれません
ライバルが増えることになりますが
ぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか??

最後までお読みいただき、ありがとうございました