[鹿児島]鹿児島情報高校出身

2025.10.17

卒業生の新原琢己さんにお話を伺いました。                                                                                                                                                      


プロフィール

  • コース: 経営財務コース
  • 保有資格: 全経簿記検定 上級、日商簿記検定 2級
  • 就職先: 株式会社 西原商会(経理職)
  • 企業紹介: 外食産業へ食材を提供する業務用総合食品卸専門商社

Q1:現在の主な業務内容は何ですか?

「製造会社の原価計算を行っています。試験問題では当期製造原価の計算がゴールですが、実務では最初の費目別計算が重要です。経費を例にすると、製造原価に含めるのか、あるいは一般経費にするのかを根拠を示しながら振り分けます。それでも判断が困難なものは、実際に工場まで出向き、製造ラインを見て実態に近い原価計算をしていますが、自分が算定した原価を工場長に承認され、正式に原価として運用されることがやりがいになっています。」

Q2:CPA熊本校を選んだ決め手は何ですか?

「CPAの講習会に参加したことがきっかけです。全体像を示し、そのうえで各処理の根拠を示しながら説明される講義を受け、『目から鱗とはこのことだ』と思いました。簿記に対して苦手意識があったものの『楽しい』『もっと学びたい』と思い、入学を決意しました。」

Q3:CPA独自の学習スタイルについて教えてください。

「CPAは独自の学習スタイルを有しており、それを実践することで会計の学びに没頭できます。教科書に頼らないことで先生の講義に集中して聞き、1日を通して1つの科目を深掘りすることで、日々着実に知識が付いていきました。個人的に一番重要なことは『放課後のフォローアップ』だと思います。その日の講義でわからなかった論点を復習する、本当に理解しているかの確認を兼ねた演習問題を解く、その積み重ねをすることで見違えるほど力が付きました。」

Q4:CPA熊本校で最も成長したことは何ですか?

「高校時代までは与えられた宿題をこなすだけでしたが、CPAに入学してから自分で学ぶ『自学自習』の姿勢が身に付きました。人にやらされるのではなく、面白いから自分から学び、できるようになるから、『もっと知りたい!もっと力を付けたい!』という気持ちになりました。CPAではたくさんの知識と多くの経験をすることができましたが、自分から学ぶ姿勢を身につけられたことが一番の財産です。」

Q5:CPA熊本校で特に印象的な思い出は何ですか?

「CPAの先生方が作成される問題は非常に深く考えられており、簡単には答えに辿り着けませんでした。そういった質の高い問題を解くことで基礎はもとより、応用問題にも柔軟に対応できる力が身に付きました。問題を解くのが楽しく、食事中も入浴中も頭の中で考えるようになり…登校中歩いているときに答えを導き出せた時は、思わず立ち止まってしまいました。あの時の喜びは今でも忘れられません。」

Q6:今後の展望について教えてください。

「現在、私が働いている企業は積極的にM&Aをしているので、その第一線で買収先とやり取りできる人財になりたいです。対象会社を連結会計の範囲に含めるにあたり、決算期の変更から最終的に基幹システムの統一まで行うなど、その業務は多岐にわたります。会社の運用と会計の仕組みを理解できていないとスムーズに進めることができないため、自分の力を伸ばせるよう、日々アンテナを張り巡らせています。」

Q7:入学を考えている方へメッセージをお願いします。

「『自分のネジは自分で巻け』とCPAの先生から教わり、座右の銘にしています。営業職は具体的な数字、事務職は業務のキャパシティーで評価されますが、他人の力に頼るだけではなく、個の力を高めることにより会社で必要な人財になることができると思います。個の力を高めることができるCPAで本気の2年をぜひ過ごしてみてください。」



この度は貴重なお声をいただき、誠にありがとうございます。